11月23日文学フリマ東京出店のお知らせ
明日の11月23日の文学フリマ東京にて、ドゥルガは第二号となる冊子を頒布します。価格は恐らく二百円。場所は『二人称・彷徨・東京』という冊子を頒布予定のサークルPABULUMと同じB‐49です。詳しい情報は明日の朝、Twitterでお知らせいたします。
今回は「魔法少女と日常系」という特集で、三本の記事が収録されています。若干魔法少女度は少なめです……。
各記事を読み返してみると、全く異なる作品をそれぞれの方法で論じているにも関わらず、私たちの関心が「時間」という問題に向けられていることに気づきました。勿論、アニメーションは視覚芸術であると同時に時間芸術としての側面も持ち合わせているのですから、このことは至極当たり前のことであるのかも知れませんし、「日常」という語が、ある種の滞留としての時間性を私たちに想起させたのかも知れません。しかし、「時間」という問題は一元的なものではなく、虚構内における時間や画面の上で流れている継起的な瞬間の集積としての時間が考えられるように、複数の次元において考察されるべきものでしょう。私たちの記事をそのような時間論として読むこともできるのかな、と思いました。それ以外にも様々な視点を取って作品が論じられているので、是非とも各記事を読み比べてみて欲しいと思います。もし購入された方がいらっしゃれば、ご感想を頂ければ幸いです。
それでは、明日ブースにてお待ちしております!
(錠)